男の子たち

「ただいま~!6人ぐらい来るし~」。学校から帰った息子が、階下で叫ぶ。
すぐに「こんにちは~」と何人かの声がして、男の子たちの声がにぎやかに聞こえ出す。
時計を見ればちょうど3時。仕事の手を止めて、2階から台所へ下りる。
すでに母がポップコーンを作ってくれていた。ちょうど大き目の鉄鍋にバターとコーンを入れてふたをしたところ。しばらくすると、ポンッポンッとはじける音とともに、香ばしいバターの香りが漂いはじめた。
「あっ。ポップコーンのにおい!」ゲームをしながら、匂いに気づいた子がひとり。
できたてのアツアツに塩をかけて大皿にのせて運んでいくと、7人の手がいっせいにのび、あっという間になくなった。

さて、今度は私の番。押入れからたこ焼き器を出して、コンロにのせる。
タコはないから、あり合わせのもので。ベーコン、もち、チーズを小さく切って入れる。焼けたら、ソースをぬって、青海苔かけて。
「はい、どうぞ」「わ~っ。たこ焼き?」「ちがう。タコは入ってへんから、ただの『焼き』やで」
「焼き、いただきま~す」
リビングは広いのに、せまいソファにぎゅうぎゅう詰めに座った男の子たちがゲームをしたり、マンガを読んだり。その手が一斉にたこ焼きならぬ「焼き」に集中。これまた、あっという間になくなった。
1時間ほどポケモンに興じていた7人は、その後鴨川へ遊びに出て行った。

5時を回って、息子が一人で帰ってきた。私の仕事部屋へ入るなり、「母ちゃん、見て」。全身枯れ草まみれ。
うわぁ~。そんなんで部屋に入らんといて! なんでよりによって白いセーターを着てる日に…。
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草むらをころげまわったり、くっつき虫をいっぱい集めて、敵味方に分かれて投げあい、どれだけ相手にくっつけるかの競争をしたらしい。
「とりあえず、そのセーター早よ脱いで!」。受け取ったセーターは枯れ草だらけ。はたいても取れないので、一つ一つ指でつまんで取るしかない。
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背中に一つ、戦いのなごりが…。
家に帰ったほかの6人には何個残っていたかな?
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by dodo-55 | 2010-11-20 21:32 | 悪ガキ


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