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本は交流のツールになる! モクモク全国食育交流フォーラム2015

 今年も、「モクモク全国食育交流フォーラム」に参加してきた。
 フォーラムは今年で5回目。私は昨年だけ参加できず、今年で4回目の参加。
 今年のテーマは、「食育 meet Books! ~おいしい読書で世界を広げよう~」。本という2次元の世界のことを、仲間と一緒に「ならう」「やってみる」「体感する」。本では読み切れない世界の深さを、ともに感じ、深め、自らの糧にするのが、今回のコンセプト。

 参加者はそれぞれ「食」に関する本やマンガを1~2冊持って参加。開会直後のオリエンテーションでは、3~4人のグループに分かれ、自己紹介を兼ねて持ち寄った本の紹介をし合う。全員終わったら、またメンバーを入れ替え、これを3回ほど繰り返した。

 「食」に関する本なら、いっぱい持っている。1冊選ぶのに苦労するところだが、今回は迷わず『子どもクッキング 自分でつくるカンタンごはん』(鎌田早紀子・メディアイランド)を持参。それとマンガの『玄米せんせいの弁当箱』(魚戸おさむ・ビッグコミックス)を。

 どんな本が集まるのか興味深々で楽しみだった反面、どの本も気になって買ってしまいそうな予感がしており、非常に危険な企画だと思っていた。
 自己紹介が始まると、予想以上の楽しさで、ワクワク感が止まらない。自己紹介タイムで話せなかった人にも、声をかけ、本の写真を撮らせてもらった。

 「これ、これ。読みたいと思ってた」本。「これ私も読んだよ」の本。見てすぐ、「これ買いたい!」と反応した本。レシピ本、パンの本、お弁当の本、お肉の本。「これも食べ物?」の虫や毒草の本。エッセー、写真集。ほんとに個性豊かな「食」の本の数々。
 その一部をご紹介。 
 悪い予感は的中して、実はもうすでに買ってしまった本も…。
  
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by dodo-55 | 2015-03-04 11:55 | 食育

広がる・つながる“弁当の日” (1)

 4月4日、大阪で「“弁当の日”食育情報交換会」があった。
「むろまち子どもクッキング」つながりで、昨年より参加している「おむすびの会」。そのメンバーが企画され、“弁当の日”提唱者である竹下和男先生をはじめ、全国でさまざまな形で活動されている方々が集まり、情報交換するというもの。竹下先生の講演+9名の活動報告は5時間にわたり、午後からだし途中で寝てしまうだろうな…という予想を裏切る、熱い、濃い内容の会だった。
 
 (参加できなかった方のために、内容と感想をまとめました)

 <基調講演 竹下和男 「講演、私の流儀」>
 今回の参加者約60名のほとんどが、「弁当の日」の講演はすでに何度も聞いており、何らかの活動をしている人が多かったので、いわば弁当の日・上級者向けのお話だった。
 映像の活用、撮影技術、笑いと泣きの効能、リピーター対策など、「弁当の日」でつながった人たちが、講演や活動をしていくなかで参考になりそうな、講演の仕方について話された。
 
 先生が準備をされているとき、スライドに合わせた曲が流れるだけで、もう目がウルウルとなる。「弁当の日」を応援している方(佐藤弘さん、比良松道一先生、佐藤剛史先生、内田美智子先生)の講演のときは、いつもそうだ。“パブロフの犬”状態で、曲が流れるだけで、涙が出てくる。
 感心したのは、竹下先生が使用する曲と歌手名を必ず映像の最後に表記しているということ。著作権のことまでしっかり考えておられた。
 
 今回はじめて見たなかで印象的だったのは、「弁当の日」を広めようと活動中の全国の応援者を映したスライド。すでに講演を聞いたことのある先生方をはじめ、今回活動発表された方々、「元気ないのちをつなぐ会」の中山誠さんの顔も! みんなとてもいいい表情で、語る大人たちがこんなにいきいきとしていれば、子どもたちにも伝わるだろうなと思えた。すべて、竹下先生が撮影されたそうで、この日もスライドを見ている私たちを、パチパチと撮っておられた。(緊張するやん。寝てられへん! →これも作戦か?)

 それからもうひとつ。この映像には、やられた。(涙が止まらなかった…) 竹下先生の90代のお母様に送ったメッセージの映像。先生は、年間280日以上講演で全国を飛び回っておられるので、普段は奥様と息子さんがお母様の介護をされており、ご家族への感謝の気持ちも込めた内容だった。高齢でも元気でなんでもできたお母様が、だんだんできないことが増えていき、それでも、「そこにいてくれるだけで、いい。漬物石のように、ただそこにある(いる)だけで、役割を果たしているのだから」という言葉には、もう…。
 竹下先生のお母様と比べたら、まだまだ若く元気すぎて困るほどの、70代のわが母に対して、私は毎日文句ばかり言っている。自分のことだけでなく、私や息子のことにもついつい手が出る口が出る母に、「うるさい。ほっといて。自分でやるし」の言葉返しの日々。気をつけなければ…。
 夜の懇親会のとき、「あの映像には参りました」という人が多かった。自身も親の介護をされているとかで、やはり心に沁みた人たちが多かったようだ。
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by dodo-55 | 2013-04-11 12:56 | 食育

6年生の調理実習で感じたこと

 「子どもクッキング」を主催されている社協の方から、6年生の調理実習のお手伝いをしてもらえませんか、と連絡をいただいた。6年生最後の調理実習は、班ごとに献立を決め、買い物、調理まですべて自分たちでやる「まかせてね。今日の食事」という授業。
 6年生の息子は「メニュ―を決めるのが、難しいねん」と、夕食のときに話していた。1班3~4人で、男の子は肉が食べたいらしいが、「肉はいや」という女の子がいたり、主菜、副菜、汁物、ご飯を作るので、使いまわしのできる食材を選んだりするのが、難しいようだ。
 「ポテトサラダは決まったんやけどな」
 「じゃあ、ジャガイモと玉ネギの味噌汁にしたら?」(実はこれ、息子が一番好きな味噌汁の具)

 結局、息子の班は、オムライスとポテトサラダ、ジャガイモと玉ネギの味噌汁、イリコの佃煮に決まったそうだ。オムライスの中身はチキンライスだが、献立上ご飯扱いになるので、だしをとるのに使ったイリコを佃煮にして、それを主菜と位置付けたらしい。(このあたりが、家庭科の授業っぽい)
 6年生2クラスのうち、息子のクラスの実習の日は仕事があり行けず。(私が行くことを、息子はいやがっていたので、ちょうどよかったかも) もう一つのクラスの方だけ、お手伝いさせてもらった。

 子どもクッキングに来ている子はさすがに慣れていたが、普段まったく料理していない子でも、6年生ともなると、それなりにできている。作り方は、ネットで検索して調べてきているのも、今どきの子らしい。女の子よりも、男の子が意外にてきぱきと動いていて、洗い物なども進んでやっていたのが印象的だった。

 こどもたちの作った料理はこんな感じ。
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 ギョーザ、野菜炒め、コンソメスープ、ご飯。
 このお皿にはギョーザが写っていないが、余ったギョーザの中身をハンバーグ風にして焼いたものがのっている。ギョーザにはチーズも入れていた。 
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 チーズ入りハンバーグ、温野菜、コンソメスープ、ご飯。
 サラダではなく、温野菜にしたところがいい。温野菜と同じ野菜がスープにも入っていて、食材の使いまわしもできている。
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 ロールキャベツ、マーボー豆腐、味噌汁(わかめ、豆腐)、ご飯。
 この班は、主菜がロールキャベツで副菜がマーボー豆腐という豪華版。調理が大変だったので、スタッフが一人ほぼつきっきりだった。
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 煮込みハンバーグ、生ハム巻、かきたま汁、ご飯。
 生春巻ならぬ生ハム巻は、キュウリとチーズをハムで巻いたもの。ネーミングがユニーク。
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 チンジャオロースもどき、ポテトサラダ、味噌汁(ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、ネギ)、ご飯
 この班には宗教上の理由でお肉が食べられない子がいたので、豚肉の代わりに厚揚げを使った「チンジャオロースもどき」を作っていた。考えたね~。
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 オムそば、ポテトサラダ、味噌汁(ジャガイモ、もやし、ニンジン、玉ネギ、わかめ)、ご飯。
 焼きそばの上にかぶせた薄焼き卵に切り目を入れて、ケチャップで模様を描くあたりがオシャレ! みんな思い思いの模様を描いていた。

 並べてみて気づいたが、和食がほとんどない。味噌汁、ご飯があっても、焼き魚、和え物、煮物などはない。買い物のとき生魚は×など、食材の制約があったこともあるが、まぁ、これが今どきの食卓なのかもしれないが。それから、ハンバーグにチーズ、餃子にもチーズなど、子どもたちがチーズ好きなのにも驚いた。チーズは別に入れなくてもメニューとして成り立つのに、チーズを入れたいのかなぁ。

 実習中、子どもたちに聞かれたことは、
 ・‘チンジャオロースもどき’に入れる筍の水煮を切るときの大きさ
 ・ポテトサラダのジャガイモをどの程度つぶせばよいか?
 ・野菜炒めのニンジンはいちょう切り?
 など。
 「筍の水煮は、すでに煮てあるから、炒めるときもすぐに火が通るので、大き目に切っても大丈夫」。
 「ポテトサラダは、どんな仕上がりにしたいのかな? マッシュポテト状態にしたいなら、根気よくつぶす必要があるし、ゴロゴロとジャガイモが入っている感じにしたいなら、そこそそでいいし」。
 「ニンジンは、イチョウ切りでも短冊切りでも。切り方よりも、厚さと大きさをそろえた方が、火の通りがいい」。
と、答えていて気がついた。子どたちは、作り方をきっちり調べて、書いてある通りに作れるのだが、「なぜ、そうするのか」「そうしたら、どうなるか」を、考えたり、やってみたりをしていない。ひたすら、作業をこなしている感じ。
 確かに時間もないし、書いてある通りにやるだけで精一杯なのかもしれないが、失敗してもいいから、もっと五感を使っていろいろ試してほしいなぁと思った。

 ポテトサラダに入れるキュウリを小口切りにするつもりで切っていた男の子が、「薄く切れへん」と2cmサイズに切ってしまっていた。私は「キュウリは生でも食べれるし、大きくてもえぇんちゃう?食感を楽しんだら」とアドバイスしたのだが、担任の男の先生は、「そんな大きかったらアカンやろ。もっと薄く切らな」と、小さな2cmのキュウリを持たせてさらに薄く切らせていた。小さなものをさらに切るなんて、その方が危ない。どうして、薄くなければアカンのか? もっと、臨機応変にできないものなのか…。

 各班メニューや進行状態もちがう上、1皿ずつ余分に作った料理を職員室や校長室に試食用に運んだりするのにも手間取り、全員で試食するころには、ほとんどの料理(特に汁物が)冷めてしまっていて、おいしさが半減↓だったのも残念だった。熱いものは熱く、冷たい料理は冷たいうちに食べないと、せっかくの料理が台無しだ。学校には栄養教諭がおられないし、担任と主任の先生と、お手伝いスタッフ2人では難しいのかもしれないが、「とりあえず、最初から最後までやりました」的な感じがしないでもない。

 いつもお手伝いしている「子どもクッキング」とはちがって、あくまで家庭科の授業なのだから仕方がないのかもしれないが、この調理実習が家で料理をするきっかけにはならないだろうし、子どもたちの記憶にはほとんど残らないだろうなと思う。
 自分自身をふりかえってみても、小・中・高校でやってきたはずの調理実習で何を作ったか、どんな風にやったか、さっぱり記憶にない。やはり、強烈な印象として残っているのは、初めて一人で台所に立ったときのこと、大失敗をしたときのことだ。あとは、家の台所から聞こえてくるトントントンと切る音やぐつぐつと煮える鍋の音、そしておいしそうな匂い…だ。

 
 
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by dodo-55 | 2013-01-27 17:30 | 食育

むろまち子どもクッキング(12月)

 小学校で開催されている「こどもクッキング」のお手伝いをするようになって、12月でちょうど1年。1年といっても年に5回の開催だから、5回スタッフとして入っただけだが、多くのことを学ばせてもらっている。
 こどもクッキングは、準備から調理、後片付けまで、すべて子どもたちだけでやる。1テーブル子ども4人に大人のスタッフが2人。子どもたち全員が、計量から洗う、切る、混ぜる、炊く、炒める、味見など、調理の全工程を体験することになっていて、大人は見守るだけ。手は出さない。低学年の子も、危なっかしい手つきながら、それなりにできるし、高学年の慣れた子どもたちが良いお手本になっている。
 参加回数の多い5・6年生は、「こどもスタッフ」として大人のスタッフの手伝いができる。今年の6年生のこどもスタッフの女の子たちは、毎回ほんとうによく動いてくれて、下級生からの信頼も厚い。クッキング終了後に毎回こどもたちに書いてもらう感想にも「○○さんのように、料理が上手になりたいです」と名前があがるほど。
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 今回のクッキングでは、こどもスタッフは大人のスタッフと同じように動いてもらい、各班に一人ずつ振り分けられていた。初参加の子も、低学年の子も、子どもスタッフのお姉ちゃんたちの言うことをちゃんと聞いていた。
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 家でもよく料理しているようだし、これだけできたら中学生になってもお弁当も一人で十分作れるね。
次回の今年度最終のクッキングでは、6年生には自分で自分のお弁当を作ってきてもらい、ほかの子どもは例年のようにみんなで作って、お弁当箱に詰め、全員でお昼にお弁当を食べる企画。子どもクッキング版「お弁当の日」だ。
 先日、6年生の家庭科の調理実習のときに、チラシを渡して「お弁当の日」参加を呼びかけたが、どれくらいの子どもたちが参加してくれるだろうか。



 
 
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by dodo-55 | 2013-01-07 17:35 | 食育

むろまち子どもクッキング(10月)

 今回の子どもクッキングは、2月に子どもたちが仕込んだ「手前みそ」を使って味噌汁を作り、地域の方々にふるまうというもの。メニューは、ご飯に秋の幸みそしるとニンジンの胡麻和えの一汁一菜。

 まずは、「手前みそ」のお披露目会。2月の味噌汁検定のあと、子どもたちがかめに仕込んだみそが、家庭科室に運ばれる。新聞紙にくるまれ、仕込んだ子どもたちの名前も書いてある。「2012年2月4日・名前・こくみそ君」。「こくみそ君」とは、このみその名前らしい。
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 ふたを開けるまで、みんなドキドキ。私もそうだが、スタッフには毎年家でみそを仕込んでいる人もいる。けれど、おそらく子どもたちは初めての体験だろう。
 できたみそは色も香りもいい感じ。必要な分だけラップに包み、各テーブルに分ける。味見してみたら、深いコクと甘みのある、まさに「こくみそ君」であった。

 子どもたちは慣れた手つきで、調理を進めていく。ニンジンはピーラーで薄く切り、ゴマはすり鉢でする。
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 今回は地域の人たちにふるまうので、味噌汁は大きな鍋で作る。昆布とイリコはたっぷり投入。
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これだけ入れば、だしも美味しいはず。「こくみそ君」を溶かして、味見。子どもたちが「ちょっとうすい」と言ったので、少し味噌を足したが、だしがしっかり出ているので、薄めでも十分美味しい。
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 味噌汁の具は、きのこと豆腐。豆腐も全員が手にのせて切ります。みんな慣れたもの。
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 今回私は、試食や反省会には参加できなかったけれど、手前味噌「こくみそ君」パワー全開の味噌汁は、きっとみんなを笑顔にしたはず。これからの季節、何はなくとも、あったか~い味噌汁があれば十分だよね。
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by dodo-55 | 2012-11-05 20:39 | 食育

むろまち子どもクッキング(7月)

ちょうど七夕の日に重なった「子どもクッキング」では、涼しげな「レモンジンジャーかん」を作ってお茶会をした。
今回は親子参加で、子どもがお菓子を作ってお茶を点て、大人たちをもてなすのが目的。
材料は、レモンとしょうが、砂糖、水、粉寒天とシンプル。それでも、粉寒天の使い方やおろしがねの使い方、しょうが汁を絞ることなど、普段なかなかできない体験ができるのがいい。
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まずは、レモンの皮をおろしがねですりおろし、
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縦割りして絞り、こしておく。しょうがもすりおろし、汁を絞る。鍋に水と粉寒天を入れて混ぜ、火にかけて溶かす。砂糖、レモンの皮、レモン汁、しょうが汁を入れて混ぜ、火を止める。
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途中でやっぱり、味見。子どもクッキングでは、いつものこと。
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知ってる味でも、一応味見。これが楽しいんだよね。
溶けた液を流し缶に流し入れ、冷やせばできあがり。
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金箔を散らしたように、きれい。涼やか。人数分に切り分けて、お皿に盛り、和室へ。
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お菓子を運んで、お抹茶を点てて、
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どうぞ、召し上がれ。
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by dodo-55 | 2012-08-06 21:07 | 食育

むろまち子どもクッキング(5月)

昨年からスタッフとしてお手伝いさせていただいている室町小学校での「子どもクッキング」。今年度最初のクッキングは、「おすしとおすまし」。5月18日は毎年、近くの上御霊神社のお祭もあり、祭りといえばお寿司でしょう…ということで、今回は自分で工夫して具を飾る「ケーキ寿司」だった。
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食材には春を感じるキヌサヤやウドも使用。キヌサヤのすじ取りをしているとき、「こすり合わせるとキュッキュッと絹をこすった音がするからキヌサヤと言います」と栄養教諭の先生が説明。へぇ~、知らなかった。勉強になるなぁ。

今回のクッキングでは、こんなことができるようになる。
 ・すし飯(合わせ酢)が作れる
 ・昆布とかつおのだしをとることができる
 ・おすましを作ることができる
 ・卵のそぼろが作れる
 ・キヌサヤのすじ取りができる。ゆで方がわかる
 ・にんじんの型抜きができる。ゆで方がわかる
 ・自分で型におすしを詰めることができる
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すし飯をしゃもじで「切るように」混ぜるのは、ちょっと難しかったかも。
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なんといっても、子どもたちに人気だったのは、卵そぼろ作り。私が担当していた班では、きっちり10秒計って交代で混ぜていました。菜箸を何本かまとめて握ってかき混ぜていたら、あら不思議。卵がポロポロになっていく~。そのようすが楽しくて仕方がないようす。
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型抜きしたあとのニンジンや、ウドの皮はスタッフがまとめて千切りにし、ごま油で炒めてきんぴらに。だしを取ったあとのいりこや昆布を佃煮にしたり、毎回、食材を無駄なく使い切るのも、このクッキングの素晴らしいところ。
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おすましには、香りのいいウドを。ウドなんて、家庭でもあまり使うことがない。「ウドって食べたことある?」と子どもたちに聞いてみたら、「あるよ」。へぇ~意外。「家でお母さんが使わはるの?」「家ではないけど、(この)クッキングで。去年も食べた」 なるほど…。
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鮭フレーク、卵そぼろ、キヌサヤ、型抜きニンジン。お寿司の具がそろったら、
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牛乳パックを切った型にラップをしいて、すし飯を詰め、上から好きな具を好きなようにトッピング。
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ひし形にして、キヌサヤやニンジンで顔を表現したり、
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なんと、ハート型にした女の子も。
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具をてんこ盛りにしているのは、野菜好きな子? どうしても野菜がいやで、卵そぼろしかのせていない子もいました。
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いただきます!!

今回の参加者には卵アレルギーの子がいなかったので卵を使用したが、卵がダメな子がいた場合、高野豆腐とニンジンをすりおろしたものを混ぜて使う予定だったそう。ほんとうに細かいところまで配慮されていて、毎回感心するし、勉強になる。
子どもたちもほんとうに楽しそう。
 次回は7月。テーマは「お抹茶とお茶菓子」。涼しげな琥珀かんを作る予定。
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by dodo-55 | 2012-06-16 17:22 | 食育

第2回モクモク全国食育交流フォーラム2012・講演(2)

ある女子大生が書いた作文が紹介された。
 
 大学入学が決まり、親と離れて下宿生活をすることになり、明日が引越しという日の夜。いつもは遅くなる父親も「今日は最後の晩だから」と早めに帰宅し、「今日は忙しかったけど最後だし、がんばって作ったよ」という母親の手作りハンバーグで、妹、弟と共に家族5人最後の食卓を囲むことになる。
ハンバーグはありふれたメニューだが、家族みんなが大好き。いつものありふれた食卓で、ハンバーグを一口食べたとたん、涙があふれて止まらなくなる。まさか泣くなんて思ってもみなかったのに、次々涙がこぼれる。「あれ?泣いてるの?あなたが泣くとは思わなかった」と言いつつ、もらい泣きする母。さりげなくティシュを差し出してくれる父。いつも通りふざけあいながら、ハンバーグを取り合いする兄弟。涙と鼻でグショグショになりながら食べ続けたハンバーグはとてもおいしかった。あの日の味は一生忘れないだろう…。というもの。

 ハンバーグを一口食べただけで涙があふれ出る。この女子大生は作文のなかで、「あのハンバーグにはすごい力があった」と言っている。けれど、すごいのはこの子の心。お母さんのハンバーグを一口食べただけで涙があふれ出るほど、この子のやさしい気持ちや親に対する感謝の気持ちが育まれていたということ。
 誰がこの心を育んでいたのかというと、お父さん、お母さん、兄弟も含めた家族。娘のことを思って早めに帰ってきた父親。忙しくてもファミレスに行くのではなく手作りでハンバーグを作ってくれるお母さん。「あなたのことが大事」と思わせてくれる両親がいたから。

このように家族とともに食卓を囲み、大切に育てられてきた子どもたちが大学生になり、母親がしてくれたのと同じように手作りの食事をしているかというと、そうではない。
今どきの大学生の食事の実態は……。

「何を食べましたか?」というアンケート調査の一部(2009年のデータ)

学生A 昼:食べてない 夜:コンビニ弁当 朝:食べてない
学生B 昼:おにぎりとブラックサンダー 夜:カルボナーラ・コーンスープ 朝:食べてない
学生C 昼:サラダ 夜:アイス 朝:食べてない
学生D 昼:イタリアンバイキング 夜:もみじ饅頭・ミルクティー・スナック菓子 朝:インスタントスープ・もみじ饅頭・スナック菓子
学生E 昼:マクドナルドでハンバーガー 夜:インスタントラーメン 朝:食パンとコーヒー
学生F 昼:パン 夜:パン 朝:パン
学生G 昼:学食でカレー 夜:ファミレスでねぎとろ丼 朝:コンビニおにぎり
学生F 昼:なし 夜:焼きラーメン 朝:アイスクリーム

 都会の大学、田舎の大学、私立、公立は関係なく、全国どこでもこんな感じ。
自炊をしている大学生はほとんどいない。
こういう大学生が社会人になり、急に料理ができるようになるか、結婚して子どもができるとできるようになるかというと、そんなことはない。
こういう若者が親になるとどうなるか。

 赤ちゃんの離乳食コーナーが充実している。
若いパパとママたちは、子どもにこの離乳食を食べさせる。
しばらくすると、赤ちゃんも自分で何でも食べられるようになる。大人と同じものを食べられる。そのとき、若い親たちは料理を作るようになるか?

 保育士130人にとったアンケート。「最近の保育園児の食生活で気になること、驚いたことは何ですか?」
・朝ごはんを食べていない子どもが多い
・朝ごはんにケーキだけ、シリアルだけ、果物だけ、プリンだけ
・朝ごはんにポッキー。1歳児の朝食がカップラーメン
・朝ごはんにみそ汁を飲んだことがない
・朝ごはんにパンを食べる家庭が4割
・朝食ぬきのせいか、10時のおやつをガツガツ食べる。昼食までもたない
・夕食に外食が多い。マクドナルドやファミレス、焼肉店など
・夕食にラーメンが何日も続く
・夕食がコンビニ弁当やファーストフード
・日曜になるとマクドナルドへ行きたがる
・子ども連れで21時すぎに居酒屋で食事をしている家庭がある
・外食の話が多い。1歳児のごっこ遊びにハンバーガー、ポテトなどの言葉が出てくる
・「一番好きな食べ物は?」と聞くと、「ラーメン!」と答え、そのラーメン屋さんの話で盛り上がっていた

 今どきの保育園児はこんな感じ。でも保育園児に責任があるかといえばそうではない。
問題なのは、この子たちの親。では、この親たちを責めて問題が解決するかといばそんなことはない。この親たちも社会が作り出した被害者。そうやって育てられてきた。
いい成績をとりなさいよ。いい大学に入りなさいよと言って育てられた。「お母さん、なんか手伝おうか」と子どもが言っても、「宿題すんだの?宿題を先にしなさい」と言われ、料理をするより家事をするより、勉強をする方が大事という価値観が生まれていく。親に言われるがまま、一生懸命勉強し、いい高校、いい大学に入り、自炊能力のまったくないまま親になっていく。
こういう親も社会が生み出した結果。だから親を責めているだけでは何の解決にもならない。でも何かを変えていかなければならないー。

************    ***************  ********************  

 佐藤先生は、最近の大学生や保育園児たちの食生活の現状を報告したあと、この現状を変えていくきっかけとして、「弁当の日」の取り組みについて話をされた。

 「弁当の日」は2001年に、香川県の滝宮小学校の当時の校長・竹下和男先生が始めた。
家庭科で調理実習のある5・6年生が、月1回の「弁当の日」に自分で作った弁当を持ってきて給食の時間にみんなで食べるというもの。
たった1校から始まったこの取り組みは、全国の小・中学校、高校、大学にまで広がり、2012年現在、実施校は1000校を超えた。

 「弁当の日」を始めた竹下先生が、「弁当の日」を卒業した最初の6年生に贈った言葉がすばらしい。

 ********** *****
   あなたたちは「弁当の日」を2年間経験した最初の卒業生です。
  だから11回、「弁当の日」の弁当づくりを経験しました。
 
 「親は決して手伝わないでください」で始めた「弁当の日」でしたが、どうでしたか。
  
  食事を作ることの大変さが分かり、家族をありがたく思った人は優しい人です。

  友達や家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は、自ら、学ぶ人です。

  細やかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。

  旬の野菜や魚の、色彩・香り・感触・味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。

  一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。

  食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。

  自分の弁当を「おいしい」と感じ、「うれしい」と思った人は、幸せな人生を送れる人です。

  シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。

  登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、慈しむ心のある人です。

  「弁当の日」で仲間が増えた人、友だちを見直した人は、人と共に生きていける人です。

  家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちしていく力のある人です。

  「いただきます」、「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。

  家族がそろって食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です。

  先生たちは、こんな人たちに成長してほしくって2年間取り組んできました。
  
  おめでとう。

  これであなたたちは、「弁当の日」をりっぱに卒業できました。

********** *****  (『弁当の日がやってきた』竹下和男著・自然食通信社より)


「弁当を作る」ということを通じて、子どもたちは企画力、段取り力、自己管理力を獲得していく。

昔なら、家庭での家事や仕事などの手伝いを通じて、こういう力を自然と身につけていたのだが、今はその機会もほとんどない。

子どもには本来、自分でできる力があるのに、それをさせない大人たち…。

私たち大人が、考えて行動しなければいけないし、時間をかけて見守っていかなければならないようだ。




  
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by dodo-55 | 2012-03-30 17:00 | 食育

第2回モクモク全国食育交流フォーラム2012・講演(1)

ある男子中学生の両親は共働き。忙しいので子どもにお弁当を作る暇がない。母親は子どもに毎日500円渡して、コンビニで好きなものを買うように言う。
最初のうち子どもは、好きなものを買えるのがうれしかった。まわりの子どもたちも、「毎日好きなものが食べられていいなぁ」とうらやましがっていた。
けれど、しばらくすると他の子のお弁当がうらやましくなる。お母さんの手作り弁当が食べたい。けれど、忙しい母を見ていると言い出せない。
そこで、「月に一度だけでいいから作ってくれない?」と頼んでみた。
母親は案の定、困った顔をして、「私が毎日どれだけ大変か知っているやろ?500円渡せるのも毎日一生懸命働いているから。これ以上、無理言わないで」と言う。
子どもはとても悲しそうな顔をして、「お母さん。毎日作ってって言ってないやろ。月に1ぺんだけ。月に一日作ってくれたら他の日はがまんできるのに。月に1ぺんだけ早起きして俺のために弁当作る時間もない? そんなに仕事って忙しい?そんなに仕事って大変?あんたを育てるために一生懸命働いてるのよって言うけどさ、俺、一回だって産んでくれって頼んだ覚えないよ。そんなに仕事が大切なんやったら、俺なんか産まんったらよかったやん」と言う。

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こんな例え話から始まったのは、九州大学大学院助教の佐藤剛史先生の講演。
昨年に続いて参加した、モクモクファームの「全国食育交流フォーラム」での基調講演。
今回も深い内容のお話だったので、講演の内容をまとめてみた。

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もし、食べるということが健康な体とか、体を大きくするためだけなら、コンビニ弁当だけで十分カロリーは足りる。野菜が足らなければ、サラダを足せばいい。それでも微量ミネラルが足らないというなら、サプリメントがある。
そういうことではない。この子が一生懸命訴えているのは、「お母さん、ぼくのこと大事? ぼくのことが大事なら、月に一ぺんぐらいお弁当作ってくれてもいいやろ。ぼくのことより、仕事の方が大事なんやないの。弁当作ることで証明してみせてよ」ということ。

「お父さんお母さんがあなたのことが何よりも大事だ。あなたが喜んでくれるのならご飯ぐらいいくらでも作るよ。あなたにはそれだけの価値がある」。そういう見えないメッセージをいかに日々の暮らしのなかで届けていくか。それによって、子どもは「自分は大切にされているんだ。お父さんお母さんはこんなに自分のことを愛してくれているんだ。お父さんお母さんを絶対に悲しませたくない。悲しむようなことは絶対しちゃいけない。自分の命、自分の人生を大切にしよう」という自己肯定感が育まれていく。
「食卓」が子どもの心を育むのだ。
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by dodo-55 | 2012-03-20 21:11 | 食育

食べることは生きること「食育祭 in させぼ」(2)

1月28日に開催された「食育祭 in させぼ」の講演会のテーマは、「食べてつながる命、育つ心」。講師は九州大学大学院農学研究院助教の比良松 道一先生。研究室の女子学生が始めた「弁当の日」に参加し、食育に目覚め、専門の研究の傍ら、大学生が自ら弁当を作って交流する「大学生版・弁当の日」の実践をしている。

講演で聞いた話から ***********

小学生に質問。「朝ご飯を食べましたか?」
 ほとんどの小学生が「食べた」と答える。
「なんで、食べるの?」
 いろんな答えが出たなかで、「食べないと死ぬから」と答えた子どもが一人。
 「食べなければ死ぬ」ということをわかっている子どもたちがいない。今の子どもたちには、飢餓体験もない。「生きるために食べる」ということがわからない。飽食の世の中で、食育を考えていくことは難しい。

「この1週間で何㎏食べましたか?」
 小学生でも1日2㎏、1週間で14㎏は食べている。でも、体重が14㎏増えるわけではない。
「あなたが食べたものは、どこへ行きましたか?」
 1週間で15㎏食べたとして、便で6㎏、汗で3㎏、息(炭素)で6㎏体から排出されている。
 動物が吐き出した二酸化炭素を使って、植物が体を作り、それを動物が食べる。命はつながっている。
 「You are what you are」
 命とは、毎日、こわされながら、つくられています。命とは流れです。

大学生に質問。「日本の農業は大切ですか?」
 大学生の98%が「yes」と答える。
「なぜ、大切なのですか?」
 大学生は日本の食料自給率を気にしている。日本で育てられた米や野菜を食べなければいけないという思いはある。

「いつ、どこで、誰と、何を食べましたか?」(アンケートを実施)
 大学生の4割が自炊をしていない。4割が朝ご飯を食べていない。2割が大学に入ってからご飯を炊いたこともない。学食では定食(多品目を食べる)が売れず、丼物やうどん(単品)が売れる。

誰が日本の農業を支えているのか?(農家は日本人の3%)
この大学生たちは、小学校のころ、「早寝、早起き、朝ご飯」と教えられ育ってきたはず。
教育が「森を見て、木を見ず」であるから、いけない。

肉に注射針をさし込み、脂を注入するインジェクション処理した「霜降り肉」。
「やめられない、とまらない」のは、それがドラッグだから。
2年後でも大丈夫な(腐らない)コンビニのシュークリーム。死なない食品=「ゾンビ食品」という。
今の世の中には、こんな「食べ物」がいっぱい。

「何を食べるか」も大事だが、「どう食べるか」も問題。
大学生の56%が「一人で食べる」と答えている。
東京大学のトイレ内に「タバコ×、落書き×、食事×」という張り紙がある。 
「人に食べているところを見られたくないから」と、トイレで食べている人がいる…という事実!!

日本にはたくさんの捨てられる命がある。
日本人が1年間に捨てる食べ物は、2000万トン(福岡ドーム13個分)。
日本人が1年間に作るお米は1000万トン。

小学校の給食の残飯は、1割で優秀な方。ほとんどは、もっと多い。
残飯がゼロの学校は、月1回の家庭科の時間に「弁当の日」を実施していた。
 ※「弁当の日」とは、香川県綾川町立滝宮小学校に勤務していた竹下和男校長が、子どもと家庭に「くらしの時間」を増やすことを目的に、2001年から始めた試み。献立作りから、買い出し、調理、箱詰めまで、親は一切手伝わず、子どもだけで作るのが特徴。

「弁当の日」に、親が弁当を作った子どもは、弁当を隠し、自分で作った子は堂々と見せる。
誰かに見てもらって、みんなで食べた方がいい。子どもにあこがれを見せると、どんどん自分の力でやるようになる。小さい子どもはうらやましがり、小さいうちから練習しようとする。小さいころから「お母さん、教えて」と言うようになる。

大学生がおかず1品持ち寄りの「弁当の日」を実施。
大学生は「いただきます」の瞬間に、自分のだけが残ったらどうしよう…と思っている。だから、人のおかずをほめたり、レシピを教えあう。そして、「弁当の日」の感想文に、高校時代、毎日母親が弁当を作ってくれたことに対する感謝の言葉が綴られる。

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私が食について危機感を持ち始めたのは、10年ほど前。当時の大学生の食生活にショックを受けたからだが、10年経ってさらに状況はひどくなっている気がする。

私自身は、高校生のときまでほとんど料理をしなかったが、大学生のときの一人暮らしで鍛えられたと思う。当時はコンビニもなく、田舎だったので外食できるところも限られていて、自分で作るしかないという状況ではあった。おまけに、電子レンジもなく、冷蔵庫も冷凍室のない1ドアのものだったし、台所は下宿で共同。時間を工夫してどうにか毎日自炊していたものだ。
でも、今や、どんな田舎に行っても、コンビニも自動販売機もあるし、食べようと思えばいつでもどこでも食べ物が手に入る。

学生から始めていては遅いのかもしれない。幼児や小学生のうちから、きちんと伝えていかなければ、一生自分で作ることも、その必要性も感じないままに終わってしまうかも…。

「弁当の日」の取り組みとその後の子どもたちの変化については、『食卓の向こう側』(西日本新聞社)を読んで、西日本新聞社の佐藤弘さんの講演を聞いて、マンガ『玄米せんせいのお弁当箱』(小学館)を見て共感している。京都でも何とかして広めていけないかなぁと考えているところ。

食育は難しいし、すぐに結果が出るものではないのだが、できることから少しずつ始めていこうと思う。続けることで、広がっていくということは、今回の食育祭で実感できたから。
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これは、講演者の比良松先生が、「弁当の日」に家族と一緒に作ったもの。楽しそう!
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by dodo-55 | 2012-02-25 11:36 | 食育