カテゴリ:草花( 1 )

カラスノエンドウの隣には

息子の野球の試合の応援のため、ある球場に行ったときのこと。
球場の周辺は公園になっており、野球関係者だけでなく、親子連れで遊んでいたり、犬の散歩に来ている人もちらほらいる。
そろそろ試合が始まるな…というとき、ピーピーと懐かしい音が後ろから聞こえてきた。思わず振り返ると、小さな女の子がカラスノエンドウの笛を鳴らしていた。
私も小さいころは、よく吹いたものだ。シービービーと呼んでいたのだが、音の感じからそう言っていたのかな? カラスノエンドウのさやを口にくわえて吹くやつだ……あれ?どうやって作るんだっけ? 昔よくやった草遊び。シロツメクサで王冠を作ったり、エノコログサを虫に見立てて、握った手の中からモコモコと出してみたり…。今は作り方を忘れてしまって、できない。

シービービーを吹いている女の子はおじいちゃんと一緒にいた。たぶん、おじいちゃんに教えてもらったのだろう。昔のように身近に原っぱもなくなってしまったけれど、公園や河原には今もときどきカラスノエンドウやシロツメクサ、オオバコなどを見かける。今の子どもたちは、草花を見つけても、それで遊んだりはしないのだろうな。
数日後、自転車で近所を走っていたら、またシービービーが聞こえた。今度は小学校低学年ぐらいの男の子が吹いていて、横にはおばぁちゃんがいた。やっぱり、草笛の吹き方を知っているのは、祖父母世代なんだなぁ。
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カラスノエンドウは「カラスのエンドウ」かと思っていたら、「烏野豌豆」だった。野に咲くエンドウのさやが黒く熟すのをカラスにたとえたのが名の由来。ちなみに、カラスより小型のスズメノエンドウ、カラスとスズメの間という意味のカスマグサもある。
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by dodo-55 | 2012-05-07 20:25 | 草花