<   2010年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

冬の畑仕事

霜がおり始めたので、寒起こしをやることにした。
寒起こしとは、寒い時期に鍬やスコップで深さ30cm程度の土をざっくりと粗く掘り起こし、1ヵ月ほどそのままさらしておくこと。
そうしておくと、土中の水分が凍結と乾燥を繰り返すことで、粘土質の土が細かくほぐれ、土の団粒化が進むそうだ。土を天地返しすることで、土の奥にいる病原菌や害虫を死滅させる効果もある。
d0182852_17352955.jpg

上賀茂の農園の空区画は土がまだ粘土質なので、冬の間に一つずつ手を入れていく予定。
畝の上の草をざっと刈り取り、スコップでざっくりと掘り起こしていく。
今日手を入れた区画は、今年はまったく何も作物を育てていなかった場所。

スコップを入れると、細かい草の根がびっしりはえた土がべりべりとはがれる。その土をドサリとひっくり返すと、中からミミズがニョロニョロ。スコップ1杯分の土から平均2~3匹は出てくる。80×500cm程度の畝から50匹ぐらいは出てきただろうか。
これまで、利用者が作物を育てている区画では、こんなにたくさんのミミズを見たことがなかった。

ミミズは土を耕さない方が棲息数が多くなり安定するそうだ。
年に数回耕運する畑では10a当たり2~5万匹程度だが、不耕起の永年牧草地では7~11万匹も棲息するという。10万匹のミミズは、年に約10トンの土を耕して5トンの糞土を残すらしい。
(『日本の有機農法・筑波書房』より)

そういえば、アメリカで自然農法を実践するファーマーである妹も、「ミミズは野菜を植えてる土より、草の根っこにたくさんいる」と言っていた。
つまり、畝にはできるだけ草をはやしておく方がいいということ。そうすれば、土中のミミズがせっせと土を耕してくれる。
d0182852_17241263.jpg


昨年せっせと集めて溜めておいた落ち葉は、1年たってふかふかの土になった。
ただ集めて置いておくだけで腐葉土ができる。
ミミズにしろ、落ち葉にしろ、見えないところで静かに大きな変化が起きている。
これが自然のチカラだろうか。本当は何もせず、この大きなチカラにまかせておく方がいいのではないか。……緑少なくなった冬の畑で、そんなことを思う。
[PR]
by dodo-55 | 2010-12-21 17:41

冬の風物詩

d0182852_9253274.jpg

農園へ向かう途中、上賀茂で野菜の振り売りを見かけた。
大根、カブラ、ネギや葉ものが積まれている。今年は暖かい日が多いが、売られている野菜を見れば、「12月やなぁ」と実感する。
うちへ来るおばちゃん(なかちゃん)も、昔はこのような大八車を引いてきていたが、今は軽トラだ。
大八車はよく見れば結構長い。これを女性一人で引いて、町に売りに行くのだから力が要るだろう。
大八車は江戸時代初期から使われ、その名の由来は、八人分の働きをするから、古来車の多かった滋賀県大津の八町の名から、車台の長さが八尺(約2.4m)あるからなど諸説あるそうだ。(『絵引・民具の事典』/河出書房新社より)

以前、92歳まで大八車で花売りを続けた白川女の女性を取材したことがある。花売り稼業70余年を共にした車は、引退したあとも家の倉庫に大切にしまわれていた。おそらく、毎日手入れして、何度も修理したりタイヤを替えながら、大事に大事に使われていたのだろう。

野菜を売っていたこのおばちゃんと大八車はあと、何年見ることができるだろうか。
[PR]
by dodo-55 | 2010-12-14 09:49 | 京都

お魚づくし

アメリカから帰国中の妹一家が、義弟の家・岡山県笠岡市に里帰りしてきた。
義弟の家は瀬戸内海に浮かぶ神島(こうのしま)という島にある。
今朝港に上がった魚と、義母さんが庭で育てている野菜や果物をかばんいっぱいに詰めて、おみやげに持って帰ってきてくれた。
今日の晩ご飯は魚づくしだ。

特大のスズキをおろしていたら…
d0182852_21174994.jpg

お腹の中から、小さなイワシとイカが出てきてびっくり。子もたっぷり入っていた。
腹の中身はのちほど煮ることにして、
d0182852_21191611.jpg
身は刺身に。アラは塩焼きにした。そのほか、小さなチヌたちは煮付けに、アサリは味噌汁に。
d0182852_21331151.jpgd0182852_21333798.jpg
d0182852_2136821.jpg











































妹一家と母が先に食べたあと、野球の練習から帰ってきた息子と私は遅れて食べ始めた。
スズキの刺身はプリプリ。塩焼きにした骨まわりの身も美味しく、ご飯のすすむこと…。
お皿に残った刺身を「まだ食べる?」と息子に聞いたら、「食べる~!」。
(残念。私がたべようと思ったのに…)
アラの塩焼きはいらないだろうと、念のため聞いてみると、「もちろん、食べる~!」
(え~っ!これもかよ~)
仕方がないので、アサリの味噌汁でもおかわりしようと台所へ行くと、すでに鍋が空っぽ!
そういえば、息子が台所へ3往復していたような…。もう3杯も飲んだんかい!
あぁ…。もうちょっと食べたかったなぁ。
キレの悪い出刃包丁で、スズキと格闘したのに…。まだ、手が生臭いのに…。
あぁ、海の近くに住みたいなぁ~。
[PR]
by dodo-55 | 2010-12-08 22:03 | 食べ物飲み物

ベジタブルディナー

アメリカから帰国している妹一家が、お世話になっているアメリカ人夫婦を家に招いた。
二人はベジタリアン。かつおだしはダメで、牛乳と卵はOKらしい。
母と二人で相談した結果、母は野菜の天ぷら、粟麩とヨモギ麩の田楽、生麩の煮物、胡麻豆腐を、私は漬物寿司と白和えを作ることに。
並べてみれば、彩り豊かな精進料理という感じ。
d0182852_20561596.jpg

肉や魚がないので、私なんかは何か物足らないような、忘れ物をしたような気がするのだが、ご夫婦はとても喜んでくれた。
食後のイチゴ大福や八ツ橋もおいしそうに食べて帰られた二人を見送ったあと、妹夫婦が「ご主人のお腹、ますます大きくなってきたなぁ」と言う。
「なんで?ベジタリアンなのに?」
「だって、チーズとワインはすごいし、スイーツも大好きやから…」
聞けば、もともと動物愛護の精神からベジタリアンになったそうで、牛革のベルトやカバンも使わないそうだ。なるほど。だから、卵や牛乳は、動物を殺さずに得られる食材だからOKなのか。
ヴィーガンはハチミツもダメというけれど、私はハチの子まで食べるけどなぁ。
以前、庭のハチの巣にいた小さなハチの子(動いてるやつ)を食べたことがあるが、ほんのり甘くておいしかった…。なんて言ったら、今日来た二人は二度と家には来ないかもしれないなぁ。
[PR]
by dodo-55 | 2010-12-01 21:19 | 食べ物飲み物