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雨の日曜日には

 シーズン中の土日は、たいてい息子の学童野球の練習や試合のお手伝いや応援で終わってしまう。特に今年は6年生なので、保護者も忙しい。でも、仕事上、週末に原稿を書いてしまわないと間に合わないこともあるので、そんなときは他の保護者に何とかお願いして、私はパスさせてもらう。
 困るのが、雨の日曜日。息子が試合か練習に行ってくれれば、家で原稿書きに没頭できるのだが、雨で中止になったときが大変。
 朝から一日ぽっかり空いた息子は、しばらくはテレビなどを見て時間をつぶしているが、「母ちゃん。暇や~。何したらいい~?」と私に聞いてくる。こちらも暇なら、映画やバッティングセンターに連れて行くとか、一緒にご飯を作るとかして相手できるのだが、仕事があるときはそうはいかない。

 野球以外の暇つぶしといえば、テレビ、ゲーム、マンガしかない息子だが、この3つを一日中やってろと言うのもよくないし、やってほしくない。困ったなぁ…。
 そこで思いついたのが、ボロぎれ作り。古くなったTシャツやブラウス、シーツなどがたまってる。それをはさみでジョキジョキ切って、小さいサイズの使い捨てのボロにするのだ。時間があるときにやろうと思って袋いっぱいにたまっていたのを、どさっと息子に渡した。
 「えぇ~。これ、ぜんぶ~?」と不満気だったが、「テレビ見ながらできるし、えぇやん。なぁ、職人さん、頼むわ」と、そのまま逃げる。

 2階で仕事をしていたが、昼までまったく声もしない。昼ご飯の用意をしに階下へおりたら、テレビを見ながらせっせとやっている。ボロは、最初に見せた見本通りの大きさにきちんと切って、重ねてある。おぉ、さすがは職人や。えらい、えらい。
 
「母ちゃん。このズボンどこ使うの?」と、息子のはき古したズボンを広げて見せる。「っていうか、こんなにつぎはぎしてあんのに、まだボロにして使うの?」。見れば、ひざの穴あきに当て布をして、それが破れてさらに上から当て布をして、次にはその下に空いた穴に当て布をして、3回縫い足したあとがある。
 「うわ~。こんなかわいそうなズボンはいて、学校行かされてたんや~。かわいそすぎる~」。
 「それを、まだボロで使うか」と息子はあきれ顔。あまりにもひどいズボンだったので、二人して「これは、ひどすぎる~」と笑いころげてしまった。結局、下の方の部分だけ、切ってボロにしたのだが。

 ボロ作りが終わってしまったので、午後からはミシン掛けをお願いする。昨年、家庭科で習って以来、ミシンにはまっている息子は、すでにたまっていた古タオルは雑巾に縫ってしまっていたので、もうない。代わりに、古バスタオルを足ふきマット用に縫ってもらうことにした。
 私のミシンより、最新型の「ばぁちゃんのがいい」と言うので、母のミシンを出してもらい、使い方を教えてもらって、さっそくやり出した。
 で、午後からも静か。1階から快調なミシンの音だけがかすかに聞こえてくる。いいぞ、いいぞ、その調子。
 夕方、下に降りたら、「ふぅ~。疲れた。やっとできた~」と職人さん。ご苦労、ご苦労。
 私の仕事もはかどったし、たまっていたボロ切りもタオル縫いもできたし、一石二鳥だった。
 それにしても、息子。ほんまに、職人肌やわ。将来は手に職つけたらいいかも。
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いらなくなったハンカチで、腕カバーを作った。トマト収穫のとき、アクで汚れるのでこれは必須。100均でも売ってるけれど、もらいもののキャラクターハンカチも使わずたまる一方だったので。小さくなった息子のパジャマの足の部分で作ったのもある。
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by dodo-55 | 2012-10-30 21:34 | 家事・家仕事