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コイツと目が合って

 大学での取材を終えての帰り道。裏門を出て数100mほど行ったところの家の前で、立ち止まった。その家の古い木枠の窓に、ソイツはいた。青いの白いのピンクのと、3体の天使が飾ってあった。天使と思ったのは、クリスマスシーズンだからかもしれない。サテン地の光る服をきて、どんぐりのような帽子をかぶり、ぷっくりと太ったおばさん体型なソイツら。でも、妙にかわいくて、見入ってしまった。
 
 細い筋の角の家だったのだが、家の入口側にまわってみると、看板が出ている。普通の家だと思っていたら、どうやらお店のようだ。入口の横にも大きな窓があり、中のようすが見える。アンティークっぽいアクセサリーや暖かそうなウールの手袋や靴下が並んでいる。よく通る道だけど、こんなところにお店なんてあったっけ? 営業してるの?

 ドアの張り紙を見ると、「18日~25日プレオープン。正式には1月8日にオープンします」と書いてある。ドアを開けて、「見せてもらってもいいですか?」と声をかけると、店内にいた女性が「どうぞ。昨日オープンしたばかりなんです」。聞けば、ヨーロッパのアンティークを中心に、古いモノでないのは、外国の作家さんの手作り品ばかりだそう。きれいな色のウールの靴下やショール、かわいいブローチやピアス、リネンのランチョンマットやアンティークの陶器や琺瑯の食器、手作り石鹸などなど、実用的でよそでは見かけない一点ものばかり。

ゆっくり、じっくり商品を見せてもらって、1点1点のストーリーを聞かせてもらって、すっかりお店が気に入ってしまった。そして購入したのが、コイツ。ルーマニア(だったかな?)の子ども(障がい者施設の)の手作りだそう。色は4色あって、微妙に顔がちがう。結局“目が合った”コイツをもらうことにした。
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それから、ピアス。これは素敵なのがありすぎて、迷いに迷ってコレにした。
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でもほかのも捨てがたい。今度来たとき、絶対にほかのもほしい!

 素敵な店だけど、住宅街にひっそりとあるし、なかなか気づいてもらえないだろうな。
店名はマール。ドイツ語で1回、2回の「回」を意味するらしい。日本語の「丸」にも通じるので、開店前から店の名前はこれに決めていたそう。
 店に入った瞬間、友人が絶対に気に入りそう…と思ってしまった。早く教えてあげないと。でもまだ、プレオープン中なので、ショップカードも何もできていないそうで、場所の説明が難しい。お店の人は「隠れ家みたいな感じでやりたい」と言ったけど、「隠れ家というより、完全に隠れてますよね?」(笑)と言ってしまった。
 私は写真が得意ではないので、友人に早く来てもらって、ブログでアップしてもらおう…とひそかに思っているところ。
by dodo-55 | 2012-12-20 16:06 | 買い物


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